Story
人間が暮らす世界より、もっと遠ーく遠くの世界にはクリスマスの王国があります。
そこに暮らす住人は、トムテ、ニッセ。クリスマスツリーの精霊ツリーちゃん。ケーキの妖精ケーキ姫。氷の精霊スノーとフローズ。クリスマス王国の王様キング。そして、クリスマスプレゼントが魔法によって人間の姿に変身したギフトちゃん。
クリスマスの住人達は毎日がハッピーで、それはもう何不十のない幸せな日々をおくってました。するとそこに、不思議な本を持った”何か”が現れ、ギフトちゃんに本を渡しこう言いました。
『あなたは本当の幸せを知ってるかい? 大切な事をあなたは忘れている。
本当に困った時にだけこれを読みなさい そうすればきっと本が力になるよ』
そう言うと”何か”は消えていきました。
不思議な本を手に取り開くと、何も書かれていない白紙のページだけが続いていた––
月日が経ち、クリスマスの住人達はいつものようにクリスマスパーティーの準備を進めています。ギフトちゃんは、毎回同じ事の繰り返しと、一人で嘆いていました。
その時、忘れていた不思議な本を見つけ、手に取りこう呟きました。
「違う世界にワープして、クリスマスをめちゃくちゃにされちゃうとか。なんちゃって」
すると本が一瞬輝いたのです。
その頃、闇の世界では、闇の女王サルシファー、アザゼル、サタナキアが世界中を支配しようと企てます。そして、目をつけたのがクリスマス王国。クリスマスの住人達の迷いや邪心、絆が弱まった時に、闇の扉が開く。その時を狙おうと、不気味な笑い声が響きます。
一方、ギフトちゃんは本当の気持ちを打ち明けられないまま、クリスマスパーティーを続けていると、急にあたりが真っ暗になり、気が付くと、クリスマスの住人達は闇の世界にワープしてしまったのです。 なぜこうなったのか?戸惑い、混乱する住人達。
そしてギフトちゃんは、ふと思い。前に本を持って、一人で呟いた事をみんなに打ち明けました。そこで喧嘩になり、一人いなくなるギフトちゃん。最悪の状況に静まりかえっていると、不気味な笑い声とともに、闇の女王サルシファー、アザゼル、サタナキアが登場します。
一体、この物語が向かう先に何が待っているのでしょうか。
様々な問題を抱えたクリスマスの住人達は、団結して立ち向かうときが訪れます。